家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
ほかの場所は大丈夫かな…
新居が完成すると、
引渡し前に施主が検査をします。
業者の説明を受けながら検査しますが、
専門知識が無い場合、
・汚れや傷は無いか
・仕上がりが異なっていないか
など、
表面的なことしかわからないものです。
そのため、入居してから
「まだ数か月なのに雨漏りが…」
と施工不良に気づくことがあるんです。
この場合、
瑕疵担保責任法が適用されるので
施主は費用を負担せずに
補修してもらえます。
とはいえ、
一度でもそんな経験をすると、
「ほかの場所は大丈夫かな…」
と不安になりそうです。
そんな不安を解消するために、
こんな方法があります。
■ホームインスペクション(住宅診断)とは
建築の専門資格を持つ担当者が
・施工不良は無いか
・構造や配管などに問題は無いか
・建物が傾いていないか
・防水処理は適切か
などについて診断するものです。
■メリット
・トラブルを未然に防げる
・被害を最小限に抑えることができる
・責任の所在を明確にできる
■デメリット
・検査のための時間と費用が発生する
・全ての不具合を発見できるとは限らない
・施工業者との関係が悪化する可能性がある
■選び方
費用だけを比較して業者を選ぶと、
調査項目が少なかったり、
調査報告書が簡易的で
参考にならない可能性があります。
そのため、
・調査項目
・検査回数
・立ち会いできるか
・口コミ評価
などについても比較しましょう。
注文住宅の場合、
完成後だけではなく
工事中にも検査できます。
「基礎工事は特に重視したい」
「構造部分が見える間に検査してほしい」
などのこだわりがあるなら、
そのあたりも伝えたいですね。
■肯定的?否定的?
ホームインスペクションを
手掛ける業者によると、
新築戸建ての半数以上に、
防水や断熱など、
何らかの不具合があるそうです。
どんなに優れた人でも
ミスをする可能性はあります。
第三者による診断で
お墨付きを得られたら、
施主も施工業者も安心できます。
そのため、
施主がホームインスペクションを
依頼することを
肯定的に受け止める
施工業者もいるのですが、
「私たちを信用していないのか」
と否定的に受け止めるケースも
あるようです。
ホームインスペクションを
依頼する予定なら、
施工業者を選ぶ際に、
そんな話をしてみませんか?
どんな反応をするのか、
私も気になります。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。