家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
担当者の、
こんな誘導に注意しましょう
家づくり経験者へのアンケートの中で、
その業者を選んだ決め手として
『信頼できる担当者』
と回答する方は多いですよね。
注文住宅の場合、収入や暮らし方など、
とても個人的な内容まで伝えますから、
「この人なら信頼できる」
と思える人が担当者になると
安心することでしょう。
しかし、
担当者の言葉を鵜呑みにすると、
自分が望んだ家づくりができなかったり、
住宅ローンの返済に追われたりと
後悔する可能性があるんです…。
「担当者の、こんな誘導に注意しましょう」
■予算の振り分け
人生の三大資金
(教育資金、住宅資金、老後資金)は
いずれも多額なので
長期的な貯蓄が欠かせません。
そして、
必要になったときに困らないよう、
適切な予算を振り分けることも大切です。
しかし、
利益を増やしたい業者の中には、
「奨学金を利用すれば大丈夫ですよ」
「老後はこれくらいあれば十分ですよ」
などのセールストークで、
教育資金や老後資金の配分を減らし、
住宅資金を増やすよう
提案するケースもあるとか。
そんな提案が正しいか調べたいときは、
その業者と無関係のFPに
診断を依頼しましょう。
■初期費用の安さを強調
「他社と同じ性能を、
他社より低価格で提供できます」
「現在の家賃と
同じくらいの負担で新築できます」
と断言されると
魅力的に感じるかもしれません。
しかし、
初期費用がお得でも、
耐用年数が短い設備や建材を使ったために
メンテナンスの時期が早くなったり、
期待した性能を得られずに
光熱費が増えたりと、
長期的な費用で比較すると
損をすることがあります。
初期費用の安さをアピールされたら、
光熱費や太陽光の発電量、
メンテナンスの時期や費用などの
長期的な費用まで含めて判断しましょう。
■値引きの提案
車や建売住宅とは異なり、
注文住宅は
依頼を受けた分だけつくるので、
売れ残りがありません。
そのため、
本来なら値引きする必要はありません。
そのため、
正当な理由もなく値引きを提案されたら
用心してください。
なぜなら、
お得感を出すために、
値引き額を上乗せした見積もりに
仕上げるなどの
印象操作をしているかもしれないからです。
一方、
「完成見学会のために
数日使わせていただけるなら…」
「この設備を採用していただけるのなら…」
「着工が遅れるので、
その期間の家賃分の値引きを…」
と、
根拠がある値引きもあります。
根拠の無い値引きには注意しましょう。
最初に接客した営業マンが
担当者になるケースは多いものですが、
複数の支店を持つ住宅会社の場合、
営業マンは数年単位で転勤します。
そのため、
「いつの間にか転勤していた」
「新しい担当者と信頼関係を築けない」
「誰に相談したらいいのかわからない」
と困った方もいるそうです。
転勤制度がある住宅会社を選ぶなら、
転勤の可能性についても
考えておいた方が良さそうです。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。