家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
微気候の家学
気候を活用する先人の知恵
世界的な気候変動が
ニュースになっています。
台風が大型化し、最高気温が更新され、
雨の降り方も
変わってきたように思えます。
家の暮らしやすさは
気候ともかかわりが深いものです。
そんな気候をデザインする家とは、
どんな家でしょうか。
打ち水と土間
暑い夏にも、
ひとたび夕立が降れば
涼しさを感じます。
ただ、
昨今は適度に潤すのではなく、
ゲリラ豪雨となるので
心配も増えました。
こうした雨による
涼しさの基本には、
気化熱がります。
気化熱は、
液体である水が、
水蒸気という気体になるときに、
周りから吸収する熱量です。
人は暑くなると汗をかいて、
その汗が気化するときに
熱が奪われることで
体温を下げようとします。
この気化熱の原理は、
さまざまなところで使われていて、
ヒートポンプを使った冷蔵庫や
エアコンが冷えるのも、
同じ理論を使ったものです。
これを最も単純に利用する方法は、
打ち水です。
近年は各所で見かけるようになった
ミストシャワーも、
この打ち水の効果を狙っています。
濡れると感触が悪いので、
霧状に水の粒を細かくして
濡れない工夫が凝らされています。
同じように家の中庭でも、
日陰をつくる樹木の下に
打ち水をすると、
気化熱が奪われて温度が下がり、
さらに微気候風を
つくる効果が期待できます。
京都の町屋の中には、
中庭に井戸がつくられている
ケースも少なくありません。
また、
打ち水をするためには、
座敷ではなく土間が必要になります。
日本の昔の家の多くには、
土間がありました。
この土間も微気候を住宅に
デザインするための大事な
アイテムのひとつです。
逆に、
現代の高断熱・高気密住宅では、
冬に室温を上げることにより、
過度の乾燥に
悩まされることがあります。
このような時には、
加湿器をかけて湿度を上げることで
体感温度を暖かくする効果があります。
十分に断熱をして
熱量を保持できれば、
土間に水を打って
湿度を上げることも
土間の使い方のひとつになります。
本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。

