家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

住まい文化の栞

トイレ時代考証

トイレは昔から

小用(尿)と大用(大便)で

分けられていました。

それは排泄物を資源として

有効活用するための知恵でした。

江戸時代の日本では、

人糞尿は貴重な資源とされており、

大便は、

農業用の肥料に利用され、

発酵させて栄養価を高めるため、

小便と混ざらないように

分けられることが一般的だったのです。

一方で、

尿にはアンモニアが含まれており、

これを利用して硝石(硝酸カリウム)を

作ることができました。

硝石は火薬の主成分であり、

戦国時代から江戸時代にかけて

重要な軍需物資でした。

ですから、

武家屋敷では特に、

男も女も協力して尿を貯めるのです。

当時の硝石製造法の一つとして、

床下に尿を撒く方法がありました。

硝石は水に溶けやすく、

屋根がかかり乾燥した家に

床下が適しているのです。

撒くと土壌中の細菌が

尿中のアンモニアを酸化し、

硝酸塩へと変化させます。

その土に水を注いで

硝酸塩を抽出し、

濾過して不純物を取り除き、

乾燥させることで

結晶化させました。

そして、

この硝石に木炭と硫黄を混ぜて

火薬を生成していたのです。

このような活用は

日本だけに限ったことではなく、

ヨーロッパや中国でも

行われていました。

特にヨーロッパでは

17~18世紀にかけて、

軍事用の火薬製造のために

尿の収集が推奨された時期も

あったほどです。

昔のトイレは、現代のように

男女別で区別されていたわけではない

ということです現に、

浮世絵では

女性の立ち小用の姿が描かれ、

座るようになったのは

近代になってから普及した習慣です。

そして時代は変わり、

最近では男性も座って用を足すことが

一般的になりつつあります。

そして排泄物はすべて、

目に見えないように

下水へと処分される世の中になりました。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。