家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
住まい文化の栞
畳の神域
日本は太平洋戦争に敗れ、
多くの命が失われました。
戦地に送られた兵士たちだけではなく、
多くの一般市民も犠牲となり、
戦争に敗北することの
悲惨さを深く味わいました。
戦後、
進駐軍が日本各地に駐留し、
日本の統治を開始しました。
その際、
多くの富豪の家が没収され、
統治本部として使用されることも
珍しくありませんでした。
戦争に負けるということは、
命だけではなく財産まで
奪われることを意味していました。
男たちは戦地に送り出され、
残された女性や家族が暮らす家が
取り上げられるという状況に、
屈辱を感じた人も多かったでしょう。
しかし、その雑誌には、
家を没収される以上に
屈辱を感じた出来事がある
と書かれていました。
それは、
進駐軍のアメリカ人が
和室の畳の上を土足で歩いたことです。
家を失うことは覚悟していても、
畳を汚されることは、
日本人にとって国の誇りや
文化そのものが踏みにじられたと
感じるほどの衝撃だったのです。
畳は日本人にとって特別な存在です。
日本の家屋が洋風化した現在でも、
多くの人が和室の畳に対して
特別な感覚を持っています。
たとえば、
スリッパを履いている場合でも、
和室に上がるときには
スリッパを脱いで
裸足になることが一般的です。
素足が床に直接触れるのを避けたいと
スリッパを履く人もいれば
スリッパを嫌がる人もいます。
衛生観念の違いですが、
どちらの立場であっても、
和室に上がる際には
スリッパを脱ぎます。
それは、
畳が清く神聖なものと
みなされている証拠ではないでしょうか。
畳の間を設けることは、
私たち日本人にとって
家の中に神棚を祀ることにも
通じる行為なのかもしれません。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。

