家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。
注文住宅は高値の花に。
今後の持ち家市場は?
2025年はインフレによる注文住宅離れ、
ファミリー世帯層の減少、
法改正前の駆け込み反動減、
確認検査の地縁・長期化
(=2025年ショック)が重なり、
持ち家市場は前年比割れが続いた。
これから25年度(25年4月-26年3月)
の持ち家着工は前年から10%以上減り、
20万戸を割り込んで
19万戸台になる可能性が高い。
コロナ禍の2021年度が28.1万戸だったので、
そこから3割ほど減る計算だ。
26年度は20万戸に戻すとみるが、
26年4月から義務化される
新しい構造規定への対応で
再び混乱が生じれば、
20万戸を割り込む可能性もある。
分譲住宅市場の今後は?
分譲戸建市場も持ち家市場と
同様の理由で減少しているが、
減少幅はマイルドで、足下では
県によって前年比プラスの月もある。
これから2025年度の分譲戸建ての着工は
前年比6%減の11.5万戸前後と予想する。
26年度は事業者の分譲シフトが継続、
確認申請の遅延も解消に向かうことから、
前年度から4%ほど増えて12万戸戻すと予測する。
26年度も原価はまだ上がる?
経済調査会がまとめている木造住宅の
建築費の推移を指数化した
「木造住宅建築費指数」によると、
2009年に約1708万円だった建築費が、
25年調査では2393万円、
約40%上昇している。
26年も住設・建材メーカーが
すでに値上げを発表しているうえ、
家づくりに関わる大半のステークホルダーが
賃上げとその価格転嫁を行うとみられ、
3~5%ほど、仕様や大きさにもよるが
金額にして100万円前後は
建築費が上がる可能性がある。
建築費が2393万円から
2500万円に上昇するとして、
よく言われるように
粗利率を30%確保するなら、
売価は3570万円に設定する必要がある。
この場合の粗利額は1070万円だ、
35坪の家と仮定すると坪単価は102万円。
自社の商品力とブランド、
顧客対応ならこの価格・坪単価で勝負できるか、
検討の目安にしたい。
価格競争を高めたいなら、
建築費のコストダウンを徹底するか、
戦略的に粗利を下げるかだ。
同じ原価で粗利25%だと、
売価は3330万円で、粗利額は830万円。
売価と粗利は240万円減る。
20%だと売価は約3125万円で、
粗利額は625万円。
売価と粗利は445万円減る。
また、
粗利25%・売価3330万円の家を
20棟受注したときと同じ粗利額(約1.66億円)
を確保する場合、
粗利率30%・売価3570万円だと
(4棟減)で済む。
粗利率20%・売価が3125万円だと
27棟(7棟増)必要だ。
ざっくりの計算だが、
目標粗利&売価設定の参考にしてほしい。
注文住宅の予算相場は?
リクルートが毎年行っている
「注文住宅動向・トレンド調査」の
2025年の注文住宅建築費の
平均は3488万円だった。
ボリュームゾーンは2500-3500万円。
2500-3000万円が16.3%で昨年から微増。
3000-3500万円が19.8%で微減だった。
3500-4000万円も微減となっており、
インフレ下における家計の現状を
反映しているといえる。
一方で
4000万円以上の割合は増えて30%に達し、
平均を押し上げている
3000万円以上の割合も62.0%で過去最高。
5000万円以上の割合は13.4%で、
こちらも過去最高となった。なお、
首都圏の回答者を抜き出すと、
建築費の平均は3960万円まで上がる。
この調査では
建築した人の土地取得費用も聞いている。
新規土地取得者(全国)の
土地代は平均で1948万円。
首都圏の土地代は前年より
821万円上昇して平均3969万円となった。
この建築予算と土地取得費の
平均値を単純に足すと、
全国は5436万円、首都圏は7929万円。
ここから5500-8000万円が
ざっくりの相場といえそうだ。
5500万円を頭金なしで足下の金利(1.9%)で
35年の固定ローンで借りると
月々の支払額は約19万円。
土地取得+注文住宅は高値の花化としている。
本日はこれまでです
THE SINKEN HOUSINGからでした
では、では。
「家づくりを通じて、ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。

