家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

あなたにとって

使い勝手の良い階段は?

年を重ねると、

足腰が弱って階段の上り下りを

苦痛に感じる方は少なくないようです。

予算があれば、

減築やリフォームで、

1階だけで快適に暮らせるように

整えられます。

家庭用エレベーターを

設置することもできます。

しかし、

そう簡単なことではありませんよね…。

となると、

家づくりをするときに、

年を重ねても安全に使える階段に

しておいた方が良さそうです。

では、

具体的にどんなことに

気を付けたら良いのでしょう。

■高さと幅

建築基準法では、

一般住宅の階段の蹴上

(1段当たりの高さ)は23cm以下、

踏面(ステップの奥行)は

15cm以上と定められています。

とはいえ、

数字だけ見てもピンと来ませんよね。

そんな時、

試したいのが様々な施設の階段です。

店舗や病院などの階段には、

苦痛なく快適に使えるものもあれば、

「奥行が少ないから足元が不安定だ」

「段差が高くて疲れる」

と感じるものもあります。

人目が気になるかもしれませんが、

快適だと感じた階段は

計測しておきましょう。

高齢の方が階段を上り下りする様子も

参考になりますよ。

■形状

階段の形状には、

・まっすぐで折り返しの無い『直階段』

・途中でU字型に折り返す『折り返し階段』

・途中でL字型に曲がる『かね折れ階段』

・おしゃれだが荷運びが大変な『らせん階段』

という種類があります。

蹴上と踏面の数値によっては

設置できる形状が

限られるかもしれませんが、

自分が使いやすいと感じる形状を

確かめておきましょう。

■手すり

最も安全なのは、

階段の両側に手すりを設ける方法です。

とはいえ、

手すりの分だけ横幅が狭くなるので、

階段の幅によっては大きな家具の運搬が

できなくなるかもしれません。

階段の幅に余裕がない場合は、

降りる時にあると便利な方に

手すりを付けましょう。

「新築時は片方に、将来的には両側に」

という場合は、

設置予定の場所の下地を

新築時に補強しておきましょう。

アメリカなどの

国際共同研究グループによると、

習慣的な階段の上り下りは、

心筋梗塞や狭心症などの

動脈硬化性心血管疾患のリスクを

低下させる可能性があるそうです。

1日当たりの昇降回数が多い人ほど

リスクが低いとのことですから、

高齢になっても

安心して使える階段に仕上げて、

毎日の健康づくりに役立てたいですね。

本日はこれまでです。

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。