家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

住まい文化の栞

5つの源

遥か昔、

まだ言葉も道具もない時代に、

一人の人間が

川のほとりに居ました。

彼は、

目の前の水の流れを見て、

水がすべての命を支えている

と気づきました。

水があれば、

木が育ち、動物が生き、

彼もまた生きていられるのだと。

ある日、

彼は大きな木の下で気づきました。

木は生命を育む場所を作り、

動物たちの隠れ家となり、

果実や葉を育てて

食料を与えてくれる存在であると。

そして木は、掘るのにも、叩くのにも

役立つ道具になると知り、

彼はその恵みに感謝しました。

やがて、

乾燥した季節、山火事が発生し、

木が燃えているのを

目の当たりにしました。

その火の力に圧倒された彼は、

残った火種を持ち帰り、

自分で火を起こす方法を学びました。

火は植物を暖め、寒さをしのぎ、

暗闇を照らし、

生活を変える力を持っていました。

火を使って木を焼くうち、

彼は炉の下に焼けた土を見つけました。

その土が硬くなっており、

何もない場所から

形を作り出す力を感じました。

また新たに水を溜め、

収穫物を保存する道具が、

土からできることを知ります。

これで無駄な移動をなくしても

生活できるようになりました。

やがてさらに、

彼は硬くなった土の中から

小さな金属の欠片を見つけました。

より火力を上げれば

金属も自由に使いこなせます。

金属は彼の道具をさらに強力にし、

他のどの動物にも

打ち勝つ力を得ます。

彼は、やがて、

これら5つの源が互いに支え合い、

調和を保っていることに気づきます。

水は木を育て、木は火を起こし、

火は土を焼き、土は金を生み出す。

そして、

水は火を消し、火は金を溶かし、

金は木を伐り、

木は土の養分を吸い上げます。

五つの要素は、

それぞれが調和を保つことで

自然は成り立っているのです。

五つの命の源を手にした彼は、

その調和を守ることが、

限りない命の源であると

感じながら生き続けました。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。