家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

家の周りの風景

境界と家までのデザイン

戸建て住宅の最大のメリットは、

なによりも自分の土地に

建っていることです。

その土地を

さまざまな庭として活かせば、

さらに生活も豊かになります。

そんな敷地境界から

家までの間の活かし方のポイントは、

どこにあるのでしょうか。

迎える庭

建物以上に、

庭によって家の価値が高まっていることが

確認できるような調査をしました。

「高級な家」と聞いて、

思い浮かべるイメージを

自由に書いてもらい、

どのような単語が

使われているかを調べたのです。

その結果、

家そのものを表す単語より、

庭や門、玄関を表す単語が

多く使われていました。

具体的な記述では、

「門構えから玄関まで距離がある」

「玄関前のアーチに

バラがたくさん咲いている」

「門にはやや重厚感のある扉があり、

玄関までのアプローチが長い」

などです。

確かに日本の歴史の中では、

名字帯刀と同じように、

門を構えることも許可がなくては

できない時代もありました。

しかも、その様式も、

立場に合わせて厳格に

決められていました。

これらの名残から、

今でも門やアプローチに

格式を感じるのかもしれません。

また、

茶室の文化も同様です。

たとえ茶室は

簡素なつくりであっても、

アプローチに作為が

仕組まれています。

待合で顔見世をしてから

路地を歩み、

躙り口に至るまでの間に、

世俗を捨ててから、

頭を低く下げて茶室に入ります。

それは、

「迎える庭」としての役割です。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする

私の使命です。