家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

家の周りの風景

境界と家までのデザイン

戸建て住宅の最大のメリットは、

なによりも自分の土地に

建っていることです。

その土地を

さまざまな庭として活かせば、

さらに生活も豊かになります。

そんな敷地境界から

家までの間の活かし方のポイントは、

どこにあるのでしょうか。

庭の過ごし方

家の周りの空間である庭には

さまざまな用途があります。

たとえば庭園として考えても、

「眺める庭」「育てる庭」「遊ぶ庭」

などがあります。

「眺める庭」で代表的なのは、

日本庭園のように風景を作って

家の中から眺められる庭を

つくります。

でも、

眺めるのが主体であれば、

じつは植物の葉が表に見えるように

北側に庭を配置して

つくる方が適しています。

また桂離宮のように、

月が庭から登るのを楽しむのには

東側につくります。

それには、

ほんとうに広い敷地を必要としますが、

逆に工夫次第で、

坪庭・箱庭のように狭くてもできる

「眺める庭」のつくり方もあります。

「育てる庭」の代表は、

単純に家庭菜園です。

菜園ではなく、

花を育てるのもあります。

さらに、

果樹による果実の収穫もあれば、

たとえ人が食べられなくても、

小鳥が寄ってくるような

木の実を育てることもできます。

食育はもとより、

自然や生態系の連鎖を学び、

子どもの好奇心を育てる庭になります。

「遊ぶ庭」は、

ペットを飼ったり子どもたちと戯れたり、

芝が広がる庭が

イメージされるかもしれません。

でも、

遊びにもいろいろあります。

趣味の植木鉢を並べるもの、

あるいは自転車や車を

いじるのも遊びです。

それならカーポートにしても、

単に車を止めるだけの場所として

考えなければ、

使い方も広がるはずです。

さらに活動的に遊ぶのではなく、

何もしないでくつろぐだけの

「過ごす庭」もあります。

室外用テーブルやソフアセットなどの

ファニチャーを設置すると、

家の中にあったリビングやダイニングが、

庭まで出てきます。

平安の源氏物語の時代にも、

母屋から出た庇の下に

出居という空間をつくり、

人をもてなしていました。

まさに、

庭は家の一部です。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする

私の使命です。