家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
夏の自然発火に注意しましょう
夏の停電対策として購入した
ミストファンが
我が家で大活躍しています。
卓上用の小さなタイプですが、
充電式で場所を問わずに
使えることもあり、
あちこちに持ち運んでは
涼しさとミント系の
アロマオイルの香りに癒されています。
ところで、
夏の寝苦しさ対策や
虫よけにも役立つアロマオイルですが、
暑さが原因で、
思わぬ事故が発生することがあるんです。
「夏の自然発火に注意しましょう」
■夏が危険な理由
独立行政法人製品評価技術基盤機構
(NITE)は、
夏は油の自然発火事故の
リスクが高くなるとして、
注意を呼び掛けています。
油が付着した布類や紙類は、
空気中の酸素と反応して
発熱しやすくなります。
夏の高温環境下では、
熱が逃げにくいので蓄積します。
そのため、涼しい季節よりも
発火しやすくなります。
ちなみに、
油が空気中の酸素と反応する速度は、
温度が10℃上昇するごとに
2~3倍になるそうです。
■床用ワックス
床にワックスをかけるとき、
布類やワイパーシートに
ワックスを染み込ませますよね。
作業後、
それらを高温環境下に
放置するのは危険です。
水に浸したり
涼しい環境下に置くと、
ゴミ収集日までの
発火リスクを減らせます。
また、
油が染み込んだゴミを
換気が不十分な場所に置き、
近くで火気を使用すると
引火する可能性があります。
キシレンやアルコールなど、
揮発性の高い成分が
含まれている場合は特に注意しましょう。
■洗濯後も油断禁物
オイルマッサージは、
むくみや肩こりの解消に役立ちます。
夏バテ対策としても人気です。
自宅で
オイルマッサージをする場合、
オイルを拭き取った
タオルはすぐに洗い、
風通しが良い場所で
自然乾燥させましょう。
その理由は、
タオルをすぐに洗わず放置したり、
洗濯後に
乾燥機で乾燥させると、
内部に熱が蓄積して
発火する可能性があるからです。
■こんな布類や紙類にも注意
あなたのお宅には、
・灯油缶の近くに置きっぱなしの
灯油が染み込んだ布
・グリルや皿に付着した油分を
拭き取った布やキッチンペーパー
・揚げ物油で汚れたエプロン
・揚げ物料理をした後の揚げカス
などのように、
油を含んだモノはありませんか?
これらも、
酸化による熱が
蓄積するなどの条件が整うと、
自然発火する可能性があります。
適切な方法で管理し、
こまめに換気して事故を防ぎましょう。
■自宅でスマホなどが発火したら
夏は、スマホ、携帯ゲーム、
モバイルバッテリーなど、
リチウムイオン電池を搭載した
製品による事故が増えるそうです。
うっかり落とすなどの
強い衝撃を与えると、
さらに事故のリスクが高まります。
もし発火したら、
大量の水で消火しましょう。
完全に火が消えても
再び発火することがあります。
水を入れたバケツなどに
水没させて発火を防ぎ、
消防署に連絡しましょう。
夏休みは子どもだけで
留守番するお宅が増えます。
製品の取り扱いや
発火時の対応法を家族と共有して、
お互いの安全を守りたいですね。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。