家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

和室をどうしますか?

・和室の使われ方

・和室の伝統とデザイン

・数寄屋が教えてくれるもの

和室をつくらない家が、

少しずつ増えているようです。

家を建てる時に

「できれば和室がひとつ欲しい」

という要望も、

ちょっと前であれば

ほとんどの人から聞かれた声でした。

ところが、

「和室をやめて、その分リビングを広くする」

人が増えているのです。

でも和室は日本人の心の支えでもあります。

「和室」という空間について考えてみました。

和室とガレージ

和室を求める人から

良く聞かれるのは、

ひと通りの生活空間があった上で

「できれば和室がひと部屋欲しい」

という言葉です。

日々の生活を

過ごすために必要な部屋に、

プラスαの空間としての和室の要望です。

興味のあることに、

同じ要望をアメリカ人に聞くと

ほとんどの人が

「ガレージ」と答えるそうです。

数々のアメリカ映画を見ても

ガレージのシーンをよく見かけます。

また、

マイクロソフト社がガレージから

生まれたという逸話を聞くと、

ガレージと答える

アメリカ人の気持ちが分かります。

和室とガレージは

まさに日本人とアメリカ人の

ライフスタイルの違いを

象徴しているようです。ただし、

ガレージは目的も生活シーンも

明確に描けますが、

日本人が求める和室には

残念ながら明確なシーンは見えません。

なんとなくくつろげて、

さまざまな使い方という曖昧さと、

とりあえず客間を

用意しておこうということです。

でも、

アメリカ人が求めるガレージも

ゆとりの象徴であり、

日本人が求める和室も似たものです。

たとえ曖昧でも

家にゆとりを求めることは

大切なことです。

この答えを教えてくれるのも、

和室の伝統なのかもしれません。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする

私の使命です。