家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
和室をどうしますか?
・和室の伝統とデザイン
・数寄屋が教えてくれるもの
和室をつくらない家が、
少しずつ増えているようです。
家を建てる時に
「できれば和室がひとつ欲しい」
という要望も、
ちょっと前であれば
ほとんどの人から聞かれた声でした。
ところが、
「和室をやめて、その分リビングを広くする」
人が増えているのです。
でも和室は日本人の心の支えでもあります。
「和室」という空間について考えてみました。
日本人の住まい
建築などの専門家であるからこそ、
日本の生活文化の特徴を見抜く目を
持っていたと考えられます。
しかも、
一部の名の知れた
専門家ばかりではありません。
日本の住まい文化に魅了された人は、
他にもたくさんあげられます。
世界の大富豪である
ロックフェラー家の自邸は、
日本の数寄屋大工が現地に赴き、
日本の様式で建てられています。
おそらく世界中を駆け巡り、
さまざまな国の家で、
最高のもてなしを
受けてきたであろう大富豪が、
建てているのは日本建築なのです。
ロックフェラーは自邸の建設の前に、
ニューヨーク近代美術館(MoMA)
の草創期に、
日本の書院造りの民家を
建設しています。
それほど、
日本の民家に魅せられていました。
その展示企画は、
第2次世界大戦後のアメリカの
新しいモダンリビングスタイルを
啓蒙するためのものです。
著名な建築家の作品に続いて、
当時の近代住宅デザインが
日本の伝統住宅に
似ているということから、
吉村順三の設計で
『松風荘』の建設が進められました。
MoMAに展示した後は
フィラデルフィアに移されて
現存しています。
ロックフェラー以外にも、
世界最大の消息剤メーカーである
P&Gを創設した
ギャンブル家の2代目社長が、
ロスアンジェルスの
高級別荘地パサディナに建てた住宅も、
日本住宅の印象が色濃く現れています。
そしてさらには、
ビートルズのジョン・レノンも、
数寄屋の茶室を建てています。
日本の家は、
海外の多くの人に
高い評価を得ているのです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。