家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
窓が家を決める
家は、雨風がしのげるだけの
箱ではありません。
内には人が住み、
より快適な環境を望んでいます。
光を入れ、風を通し、
時には人とのコミュニケーションを
成り立たせているのは窓です。
窓のつくり方ひとつで、
その家のデザインと性能も
大きく変わります。
性能と機能とデザイン
あらためて、家にとって窓が
どれだけ大事な要素があるかを
考えてみましょう。
家の価値を考える時には、
性能と機能とデザインの
3つ要素があります。
窓は、このすべての要素で
大きく関わってきます。
そもそも家を
強固なシェルルターとして
考えるのであれば、
堅牢な壁を立てて、
通風や採光を必要としません。
快適さに通じる
通風や採光という機能を求めるからこそ、
窓を設置しようとします。
その反面、
窓があることによって
熱は出入りをし、
冬は寒く、夏は暑い家に
なってしまいます。
壁の断熱性能を高めるのは
比較的容易であり、
結果的には家の性能は、
窓の性能によって
左右されることになります。
さらに窓は、家の外観にも、
大きな影響を与えています。
私たちが
家のデザインの様式を判断するのに、
窓は屋根と同じくらい
大事な要素です。
たとえば、小窓が対照的(シンメトリー)に並ぶと、
洋風に感じます。
その窓脇に開きの雨戸があるなど、
少し装飾されているとなおさらです。
逆に、大きな掃き出し窓があると
和風の家になります。
縁側があれば決定的な
和風デザインです。
これらが組み合わさって、
たとえば洋瓦の屋根に
掃き出し窓が設置されれば、
オリエンタルな洋風の様式となり、
逆に和瓦に小窓が設置さてると、
大陸系アジア、
つまり中華風のイメージが
濃くなります。
モダンな家には、
ガラス面を大きくするか、
あるいは逆に
壁窓を大きくするなど、
やはり窓によって
デザインできます。
さらに、
窓が壁よりも凸に納められていると、
現代の標準的な量産住宅のデザインに
感じます。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。