家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
中古住宅を視野に入れるなら
4月から省エネ基準適合の
義務化が始まりましたね。
国土交通省は、
120m2の戸建て住宅を
省エネ基準に適合させるための
試算例を
・追加的コスト・・・・・・約87万円
・総建築費に占める割合・・約4.0%
としています。
光熱費は年間約2.5万円節約可能で、
追加的コストは
約35年で回収できるそうですが、
「省エネになるのは良いけど予算が…」
という方もいることでしょう。
そんな方は、新築だけでなく、
中古住宅の購入を
検討するかもしれません。
そこで今回は、
中古住宅についてお話しします。
「中古住宅を視野に入れるなら」
■中古住宅とは
過去に人が住んだことがある
住宅だけでなく、
モデルハウスのように、
人が住んだことは無くても
竣工から1年以上経過した
住宅も含まれます。
■メリット
新築より割安で購入できます。
そのため、
より立地が良い物件を選んだり、
自分好みに
リフォームすることもできます。
実際の建物を見学でき、
お隣さんとの距離感なども
確認できるので、
購入後の暮らしを
より明確に想像できます。
新築する場合は
水道負担金(水道設備を整えるための費用)
が必要ですが、
中古住宅の場合、
新築時に支払っているので、
新たに支払う必要はありません。
■デメリット
住宅ローン控除の控除率は
新築と同じ0.7%ですが、
控除期間は10年で、
新築より3年短くなります。
建物や設備の状況によっては、
すぐに外壁塗装などの
メンテナンスが必要になります。
また、
床下や天井裏などの
見えない部分が劣化して、
補修が必要になる場合があります。
予想外の支出を防ぐには、
見学の際にプロを同行したり、
第三者機関に調査を依頼して、
正確な状況を把握することが大切です。
■中古住宅の2025年問題
団塊世代が75歳になるため、
相続により売却数が
増えると言われています。
一方、
現役世代の人口は減少傾向なので、
需要と供給のバランスは崩れます。
そのため、
2025年に大暴落することは無いものの、
今後の中古住宅の価格は
下落傾向になると予想されています。
一方、
利便性が良いエリアなどは、
需要が多いので
価格は高くなる可能性があります。
購入時期や希望エリアを少しずらすだけで
お得になることもあるので、
じっくり検討しましょう。
■ピンキリです
木造住宅の耐用年数は
約30年が目安とされていますが、
暮らし方やメンテナンスによって、
さらに長持ちさせることができます。
一方、シロアリ対策や湿気対策が
不十分な木造住宅は、
30年持たないこともあります。
中古住宅の性能や
寿命はピンキリですから、
断熱性、耐震性、日当たり、
プライバシー、メンテナンス状況など、
気になることは
とことん比較しましょう。
ただし、
相場より安すぎる物件には
注意してくださいね。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。