家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

水回りは『できるだけ』

まとめましょう。

新居の間取りを考えるとき、

住宅設計の

親切な担当者ならきっと

「水回りは、

できるだけまとめた方が良いですよ」

と助言してくれるでしょう。

なぜかといいますと、

水回りをまとめることのメリットは、

作業動線の短縮や

家事をするときの

負担軽減だけでは無いからなのです。

工事を考えたときに

配管を短くすれば、

その分だけ材料費を減らせますし、

工事施工に必要な時間や

施行人件費も減らせるので、

給排水工事全体のコストを

抑えることができることも考えられます。

また、

工事施工で配管等のつなぎ目が減った分だけ

漏水のリスクも減らせますよね。

配管の詰まりや、万が一漏水が発生しても、

調査する場所が少ない分、

点検や補修などの対応を素早く行えますよね。

ですから、

水回りはできるだけ

一か所にまとめた方が望ましいのです。

ところでみなさん、

私が『できるだけ』と

表現したのには理由があります。

その理由とは、

『水回りの騒音への配慮がない配管は

ストレスの原因になる』

というものです。

たとえば、

トイレの隣が寝室になりますと、

流水音が睡眠を妨げるかもしれません。

水回りをコンパクトにまとめるなら

1階と2階のトイレはできるだけ

上下になるよう配置するのが理想的ですが、

睡眠の邪魔になるようであれば、

その配置は望ましくありませんよね。

なお、

隣家との距離が近い場合、

トイレの流水音が

隣人の睡眠を妨げることもありえます。

隣家トラブルの種を少しでも減らしたいなら、

分かる範囲だけでも

隣家の間取りに配慮した方が良いかもしれません。

そして、注意するのは

トイレだけではありません。

家族の就寝中に洗濯や入浴、

料理をするのなら、

寝室との位置に配慮したり、

防音材で騒音を抑えるなどの対策も、

将来の騒音ストレス予防に

良さそうですよね。

本日はこれまでです。

では、では。

 

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。