家づくりこぼれ話!

こんにちは 
建物と土地とお金のプロ菅原です。

豊かさの逆襲
かつては、
街のあちこちにあった公衆電話を
ほとんど見かけなくなりました。

今や大半の人が
携帯電話を持ち歩き、

それなしでは
生活が成り立たないほどです。

中には、
まるで自分の身体の
一部のように感じており、

失った時の喪失感は
計りきれないという人もいます。

LINEやメールによって
人と人とが
気軽につながる時代となり、

たとえ遠く離れていても、
誰かと共に生きている喜びを
感じやすくなりました。

一方で、
相手を傷つけないか、

そんな気遣いに
心をすり減らす人も
増えているようです。

アメリカの社会心理学者
ダニエル・ヤンケロビッチ博士は、

その著書の中で
「豊かさの逆説」について
述べています。

彼は、
現代人が「高水準だが、質の低い生活」
を強いられていると指摘しました。

生活の表面的な豊かさが進む一方で、
本質的な満足感や充足感が
失われているというのです。

たとえば、
女性が社会進出する際、

当初は自己実現のために
働きに出たはずでした。

ところが現代では、
住宅ローンや生活費を支払うために
働かざるを得ない状況に
追い込まれています。

博士はそのような豊かさの代償に
強い危機感を示しています。

こうした指摘は、
私たちの日常にも
深くかかわっています。

清潔な環境が整いすぎたことで、
アレルギー体質の人が増えている。

バリアフリーが進んだ結果、
高齢者の身体活動が
かえって低下している。

寒さや暑さを
感じにくい快適な空間が、
体温調節の力を衰えさせている。

ほんの少し考えただけでも、
類似の事例は
次々と思い浮かびます。

住宅は「量」から「質」へと
転換すべきだといわれて久しいですが、

ではその「質」とは何でしょうか。

少なくても、
「高水準」であることが
「高品質」であるとは限りません。

快適さや便利さを
追求しすぎた結果、

逆にストレスや不健康を
招いているのではないか。

多少の不便を
受け入れる覚悟こそが、

本当に健康的で持続可能な環境を
生み出す鍵となるのかもしれません。

本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。