家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
パイオニアな木々
最初に根を下ろす木々を
「パイオニアウッド」と呼びます。
これは森林が再生していく過程で、
最初にその土地に定着し、
環境を整える重要な
役割を担う樹木のことです。
代表的なものに
カラマツがります。
火山灰地や溶岩地などの
過酷な環境にもいち早く根付き、
落葉を通じて
リター層を形成しています。
このリター層は
微生物によって分解され、
やがて腐植土を含んだ
土壌へと変わり、
他の樹木や草本植物の
定着を助けます。
こうして森の再生が始まるのです。
日本に古くから
植林の手法を教えてくれる
「尾根松、谷杉、中檜」
という言葉があります。
アカマツやクロマツは
乾燥した尾根や岩場といった
厳しい場所に生育しやすく、
その適応力からも
パイオニア的な性質を
持つといえます。
現実に
マツが尾根に生えている姿や、
海岸線の岩場に生えている風景を、
日本人であれば
瞼の裏に焼き付けているでしょう。
しかし、
常緑針葉樹であるマツは落葉せず、
リター層が薄くなりがちなため、
カラマツほどには土壌形成が
進みにくい傾向があります。
つまり、
マツもパイオニアな
樹木ではありますが、
その役割には限界があります。
一方、
スギやヒノキは本来
パイオニアとはされませんが、
人為的に撹乱された環境下、
たとえば伐採跡地や
植林地においては、
最初に定着させることがあり、
条件次第で先駆種的な役割を
果たすこともあります。
その意味では、
人工林とスギやヒノキの森は
パイオニアとしての
姿でもあるのです。
森は人と自然のかかわりの中で
再び生まれ変わります。
こうしたパイオニアウッドの
働きに目を向け、
荒れた土地に、
ふたたび命が育まれていく未来を、
願いたいものです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。

