家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

目地を見れば仕事がわかる

目地は設計力と施工力の指標

家を1棟建てるのに

使われている釘やビスの数は、

およそ76,000本もあります。

これらの多くは、職人さんが

組み上げているものです。

モノとモノを組み合わせれば、

そこには必ず目地ができます。

その目地が美しく仕上がるかは、

設計者と施工者の手腕によります。

ちょっと興味があったら、

近隣の建物の目地を

観察してみてください。

いい仕事をしているかどうか、

見極められるようになります。

目地が語るもの

目地をよく観察すると、

街中に建っている家でも、

さまざまなことが

わかるようになります。

たとえば、

設計が上手か否か、

あるいは施工が上手か否か、

さらには本物志向の

会社であるかどうかなどです。

たとえば外壁には、

タイルの目地などがあります。

タイルやレンガなどの積み方には、

大きく「馬」と「芋」があります。

たがいちがいに、

あみだくじのように積むと

馬目地となり、

碁盤の目のように

線が通るのが芋目地です。

馬目地の方が、

弱い目地部分が分散されるので、

丈夫な積方です。

実際に積まれた昔の建物は、

馬目地がほとんどでした。

芋目地はしっかりと目地を

通すのに技術がいるので、

施工が難しかったのです。

近年の壁材には、

このような模様が彫り込まれた

大判の壁材が使われることが

多くなりました。

サイディングが

いちばんの事例です。

もしくはタイルをあらかじめ

工場で貼って

製造されているものもあります。

昔のように手間をかけなくても

施工ができます。

ところが、

大判になると角の部分で

問題が生まれます。

特に馬目地では、

芋目地と同じように1本の目地が

通ってしまうのです。

これが芋目地では、

わからなくなります。

ですから最近では、

馬目地よりも芋目地の家が

増えてきました。

また、目地というのは、

ジョイント部分なので、

壁とは材質が違うものでできています。

そのため新築時には

あまり目立たなかった目地も、

経年の変化によって

目立つようになります。

たとえば目地に詰められた

コーキングなどが、

紫外線を浴びることで静電気を生じ、

空気中の塵埃を吸着して

目地が黒くなり目立つのです。

目地がまるでランダムな

あみだくじのように見えると

せっかくの外観も台無しです。

このような事例は、

意外と大手メーカーの建物に

多く見かけられます。

さすがに目地のコントロールまでは

システム化されていないようです。

目地がプレハブ住宅の

デザインの限度を教えてくれています。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする

私の使命です。