家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
屋根のはじまり
閉幕した大阪万博、
その象徴である大屋根リングも
話題になりました。
6万㎡を超える世界最大の
木造建築物としてギネスにも
登録された大屋根は、
どのパビリオンよりも
万博を象徴しています。
ひとつの建物を考えた時にも、
屋根はその建物の
最も目立つ場所に存在します。
それは、私たちが建てる家でも
同じではないでしょうか。
象徴となる屋根
文字を持たない
太鼓の人の活動を考えると、
木を擦り合わせて
火を起こすことより、
地面に穴を掘って柱を立て、
梁や垂木をかけて、
その上に屋根をつくることは、
より先の工程を考えた、
複雑な作業を
イメージしなければできません。
屋根がついた家を建てることは、
火を扱うことを
覚えるのと同じくらい、
文明の進化にも大きく関わって
いたことだと思います。
もちろん日本でも、
同じような時代の、
さまざまな遺跡から古代の住居跡が
見つかっています。
その中には、
火災の痕跡などもあり、
興味がわく発見もあります。
古い竪穴式の草葺屋根では、
上から土が被せられていたことが
わかってきました。
さらに、日本は太古から、
雨の多い国であったのでしょう。
よく観察すれば、
壁を立てることよりも、
屋根を架けることの方が
主であったことも推測できます。
当初の家は円形で
屋根を架けるためには、
放射状に垂木を立てかけて
屋根をつくっていました。
最初は1本の柱から始まり、
やがて柱の数を増やして
支えることで、
空間を広げていきます。
そして雨を避けながら、
家の中で焚く炎を逃がす屋根を
考え出します。
それは今でいう
入母屋造りに似ています。
寄棟と切り妻を組み合わせた
複雑な形に
入母屋屋根がなっているので、
木造の技術が発展してから
生まれた屋根のように思えますが、
じつは古い家になるほど
入母屋が多くなります。
古代の遺跡にあるように、
円形の家から始まり、
四方に軒を出すことを考えれば
当然の結果かもしれません。
逆に、
木材を加工する技術が高まり、
まっすぐな材を活かして
建てられた切り妻は、
先進的で神聖な建物に
見えたことでしょう。
伊勢神宮のつくりが、
その代表です。
屋根の進化を知れば、
人が建築物にどんな工夫を
凝らしてきたのか、
歴史を振り返ることができます。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。

