家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
リビングVSダイニング
どんな家に住んでいますか。
そして、
どんな家に住みたいですか。
そんな時、
おそらくリビングやダイニングでの
家族の風景を想像しているのでは
ないでしょうか。
どちらも家族で過ごす大事な時間を
受け止めてくれる部屋です。
暮らしを豊かにしてくれる
2つの空間の役割と、
上手な使い方を考えてみましょう。
LDKのマドリ
インターネットや雑誌などで、
住宅のインテリア写真を見ていると、
かならずといって良いほど
リビングの写真が使われています。
多くの家の中では、最も広い空間であり、
写真にした時の見えも違います。
誰もがリビング・ダイニングが
家の中心と思っている人が
多いと思います。
また、
実際に暮らしている家でも、
家族が自然と集まってくるのも、
やはりリビングやダイニングです。
リビングとダイニングのつくり方で、
家の個性が見えるのかもしれません。
しかし、
普通にあって当然だと思う部屋こそ、
しっかりとした考えを持ってつくり、
使いこなす必要があります。
そんなリビングやダイニングの
あるべき姿とは、
どのようなものなのか、
すこし真剣に考えてみましょう。
また、時代が変われば、
暮らしぶりも変わります。
その意味で、
今の時代にあったリビングや
ダイニングの暮らし方とは
どのようなものなのでしょうか。
まず初めに、現実の家の中で、
リビングやダイニングはどのように
作られているのでしょうか。
住宅メーカーの新築住宅の調査では、
次のようなデータがあります。
LDK ・・・・51.5%
LD+K・・・・27.4%
L+DK・・・・9.3%
L+D+K・・・8.7%
これは、
リビング(L)・ダイニング(D)・
キッチン(K)が、
どのようになっているかを調べたものです。
単純に半数以上は、
LDKが一体になった家に住んでいます。
キッチンが独立したLDを加えると
ほぼ8割になります。
マンションや建売戸建て住宅でも、
LDK一体のマドリが一般的です。
また、
独立したリビングといっても、
ダイニングと扉1枚で
仕切られたリビングは、
戸を開ければ一体に部屋としても
使えるようになっています。
今の日本人の一般的な家は、
リビングとダイニングに区別がない
といっても過言ではありません。
その上で、
以下のような暮らし方のデータも見えてきます。
23.6% ダイニングとリビングは使い分けている
80.5% 来客はリビングで対応
40.9% 来客はダイニングで対応
74.5% 家族が集まるのはリビング
52.7% 夕食後もダイニングで過ごす
37.3%リビングでは床に座る
本来であれば、
リビングかダイニングか
わかれるところを、
迷いながら重ねて
回答していることが見えます。
使い分けている家庭を除けば、
ほとんどがリビングとダイニングを
混同して使っているということです。
この調査とは別に、
工務店に構造材を出荷している
プレカット工場のデータから調べても、
同様に78%がLDK一体であり、
残りは仕切りで隣接させた
リビングになっています。
その上、
対面キッチンの割合は84%にも及びます。
それは
ダイニングとキッチンの関係も
固定化しているということだと
想像できます。
はたして、
リビングとダイニングどちらが
本当に暮らしやすい
空間なのでしょうか。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。

