家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

建物の契約は土地を決めてから

土地選びって本当に難しいですよね。

やっと条件に合う土地を見つけても、

既に交渉中だったり

契約済みだったり…。

「同じ分譲地の

ほかの区画なら空いていますよ」

と言われても、

土地の広さや前面道路の向きなど、

妥協できない要素が

あれば不満が残ります。

また、

「良い土地を見つけたら、

次こそは素早く行動するぞ!」

とエリアや価格、

広さだけを見て判断すると、

「土地は良かったけど

周辺環境が悪かった…」

と後悔する可能性があります。

そんなとき、

頼りになるのが建築会社です。

建築会社によっては

土地販売も手掛けています。

また、

不動産会社に伝手がある場合、

売り出す前の土地を

紹介してもらえることもあります。

一方で、こんな注意点もあります…。

「建物の契約は土地を決めてから」

    

■空中契約

土地が決まっていないのに

建物の契約を行うことを

『空中契約』といいます。

土地選びに苦戦しているときに、

「条件に合う土地は私たちが探しますよ。

  今月中に契約すれば

キャンペーン価格が適用されるので、

  今のうちに建物の契約をしておきましょう」

と言われたらどう思いますか?

土地を決める前に建物のプランを

決定して請負契約をすると、

建物がその土地に合わなかったり、

設計の変更や追加工事によって

費用が増える可能性があります。

また、

満足できる土地が見つからず

解約を申し出ると、

すでに支払ったお金の払い戻しを

拒否されたり、

違約金を請求されることもあります。

そんな空中契約の

デメリットを知らないまま、

目先のお得感に惹かれて

契約するのは危険です。

■相談先

請負契約を交わした建築会社に相談し、

お互いに納得して

解約するのが理想ですが、

実際はなかなか難しいものです。

当事者同士で解決できないときは、

・住まいるダイヤル

(国土交通大臣指定の住まいの相談窓口)

・国民生活センター

・全国宅地建物取引業協会連合会の

無料相談窓口

・各自治体の相談窓口

・法テラス

・弁護士

などに相談しましょう。

■こんなトークも要注意

「今なら、当社の造成予定地を

お得な価格で提供できますよ」

「時間が勿体ないので、

土地を探しながら建物の話を

進めておきましょう」

というセールストークは、

施主に配慮しているように

聞こえるかもしれません。

でも実際は、

施主より業者の利益を

優先している可能性があります。

建築基準法は、

敷地には衛生上又は

安全上必要な措置を講じ、

その敷地の基準に適合する建物を

建築するよう定めています。

そのため、造成予定地を

お得な価格で購入できても、

地盤改良の費用が増えたり、

用途地域や斜線制限などの制限が

発生することがあります。

担当者から

空中契約の気配を感じたら、

「この業者は本当に信頼できるのかな?」

と業者選びから見直した方が

良いかもしれません。

■業者に任せるなら

土地選びを業者任せにすると、

・自社の宣伝のため、

人目に触れやすい土地

・売れ残っている土地

・ライフスタイルに合わない土地

など、

意に沿わない物件を

紹介される可能性があります。

業者に土地探しを任せるときは、

エリアや予算だけでなく、

利便性や

周辺環境に対する要望など、

できるだけ具体的な内容を

伝えましょう。

断るのが苦手な方には

特におススメです

本日はこれまでです。

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。