家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

屋根の革命 屋上利用

‘おそら’を手に入れませんか

毎年80万戸ほどの家が建てられていても、

全世帯の住宅数の2%にも足りません。

戸建て注文住宅ともなれば、

さらにその半分以下です。

近年になって家をつくるときの

自由度は大きく進化しましたが、

家のスタイルというのは、

なかなか変わりにくいものです。

でも、屋根は片流れが増え始め、

技術力も進み

緩勾配も可能になりました。

そこで、

屋上利用という屋根はいかがでしょうか?

家の進化は400年周期

日本の家の屋根といえば、

代表的なものは

茅葺きや瓦葺きがあります。

それに伝統的なものとして

檜皮葺きや杮(こけら)葺きもありますが、

どれも比較的急な屋根勾配でした。

銅板などで葺くと

少し緩い勾配もできましたが、

それほど水仕舞いは

難しいことだったのです。

そのため

2階に取り付ける物干し台は、

屋根の上に作られていたものです。

しかし近年になって、

バルコニーが家の中に

組み込まれるようになったのは、

しっかりとした防水処理の技術が

進化したからにほかなりません。

船舶などの

製造にも使われるFRP防水や、

シートや鋼板による防水の

技術革新が進んだのです。

当時は振動や膨張収縮などで

防水性の維持が

疑問視されていたFRP防水には、

面積の上限が定められていましたが、

今ではその制限もなくなりました。

もともと信頼性が高く、

面積の制限もないステンレス鋼板の

防水技術が確立されたからこそ、

大きなバルコニーがある

新しいスタイルの家が

できるようになったのです。

その技術を応用すれば、

屋根の革命ともいえる家のスタイルの

大きな変革が生まれます。

日本は森林率が高く、

限られた土地は植物を得るための

田畑がつくられます。

その限られた土地を最大に生かす家が

技術力の進化によって、

雨の多いこの国でも

可能になりました。

これまでの400年周期の

家の進化と重ねて、

日本に新しいスタイルの家が

生まれようとしているのです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする

私の使命です。