家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
奇跡の樹、日本の財
木の国ニッポン
木の国である日本では、
神話の中でも木材についての
記述が多く残されています。
『古事記』や『日本書紀』には、
合わせると53種もの樹種が
記されています。
『古事記』のヤマタノオロチの背には
マツとカシワが生え、
『日本書紀』の大蛇の体には
ヒノキとスギが生えていました。
さらに
『日本書紀』神代の巻、
スサノオノミコトの説話では、
ひげを抜いて投げればスギとなり、
胸毛はヒノキ、尻の毛はマキ、
眉毛はクスノキになったと
書かれています。
神話の時代から、
日本人は森が育つこの恵まれた国土に、
いわば植林をして
木を使いこなしてきたのです。
さらにスギとクスノキは船に、
ヒノキは宮に、
そしてマキは棺に
使うように記されています。
豊富な樹種を適所に分けて
使っていたのです。
そして実際に出土する船や棺には、
これらの材が使われています。
中でも、
棺に使われたコウヤマキは、
1属1種の日本の固有種で、
奇跡的に日本に残された
樹木のひとつです。
水に強く耐久性の高い材として
古代から棺に使われ、
じつは百濟の遺跡でも
同材の棺が出土しています。
貴人を葬るためには、
遠く日本から取り寄せて
作られたものと考えられています。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。

