家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

ハーフな空間

マドリに表せない天井や収納

「変な家」とか「変な間取り」

という本が出回っています。

マドリを眺めることは、

意外と楽しいものです。

でも、平面的なつながりは

イメージできても、

立体的な空間をイメージするのには

ちょっと慣れも必要です。

じつは家の中には、

ちょっとした高さの工夫で活用できる

空間があります。

勾配のある小屋裏空間など、

マドリには表しにくい

ハーフな空間の活用です。

世界に共通の家

小屋裏が利用できる

空間になると知れば、

じつはより効率的に

空間を確保できます。

壁をつくるのは下階だけで、

屋根が2階の壁を兼ねることに

なるので材料も手間も少なくなります。

つまり、

コストが抑えられるということです。

建てるのが楽なのか、

コストが抑えられるからか、

どちらが先かはわかりませんが、

だからこそ、どの国でも

建てられている家なのです。

昨今の材料費や

人件費の高騰を考えれば、

現代でも有効な家づくりの

ヒントになりそうです。

そして単純な形、単純な工事の建物は、

メンテナンスの手間もかからず

長持ちする家になります。

さらにデザインの面でも、

安心感を与えてくれる家として

みることができます。

どの地域の風景の中に建てても

馴染むことは間違いなく、

さらに周囲の環境を

尊重することにもなるはずです。

また、近年、

太陽光を載せることから、

日本の家でも増えている

片流れの家でも、

むしろ寄棟や切り妻の家以上に、

小屋裏が

活用できる可能性が拡がります。

さらに、

北陸にある伝統的な塗師の家では、

1階と2階の間に

漆を乾燥させるための中間階に

小屋裏のような空間を造る家もあります。

こうした小屋裏や中間階収納などの

マドリに表せないハーフな空間は、

マドリにプラスαの

魅力を与えてくれます。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする

私の使命です。