家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
住宅ローン利用者が選択したのは?
住宅ローンを
利用したことがある方を対象に、
金融機関などが
様々な調査を行っています。
その中で、
『住宅ローンについて後悔していること』
という質問に対して、
特に目立つのが
「借入金額を減らせばよかった」
「返済期間を短くすればよかった」
という回答です。
そんな後悔を知ると、
最近借り入れをした方が、
どんな内容で
契約しているのか気になりますよね。
そこで今回は、
住宅金融支援機構による
住宅ローンの実態調査を紹介します。
調査対象者は、
2024年10月から2025年3月までに
住宅ローンの借り入れをした方です。
「住宅ローン利用者が選択したのは?」
■金利タイプ
住宅ローンを選ぶとき、
最初に悩むのが
金利タイプではないでしょうか。
今回の調査で最も多かったのは
「変動型」の79.0%で、
前回(半年前)の調査より
1.6ポイント増加しています。
一方、
「固定期間選択型」は
前回より1.3ポイント、
「全期間固定型」は
0.2ポイント減少しています。
また、10.5%の方が
異なる金利タイプを組み合わせた
ミックスローンを利用しています。
ミックスローンの借入額の割合で
最も多かったのは、
「変動型」と「固定期間選択型」
または「全期間固定型」を
同額にする組み合わせです。
■ペアローン・収入合算
夫婦や親子などの二人が
それぞれ住宅ローンを契約する
「ペアローン」や、
二人の収入を合算して契約する
「収入合算」を選択すると、
単独で契約するより
借入金額を増やせます。
退職や離婚などによる負担を
警戒する方には抵抗感がある選択肢ですが、
・20~29歳・・・67.1%
・30~39歳・・・41.9%
・40~49歳・・・24.3%
・50~60歳・・・25.9%
と、
若い世代ほど
利用割合が高くなっています。
■返済期間
最も多いのは
「30年超~35年以内」の45.8%で、
前回より2.8%減少しています。
一方、
「35年超~50年以内」の25.5%は、
前回より4.6%増加しています。
返済期間が長くすると
月々の負担を減らせますが、
利息が増えるため総返済額も増えます。
また、
定年退職後も
住宅ローンの返済を続ける場合、
収入減少による
老後破産のリスクが考えられます。
■住宅価格高騰への対応
昨年の注文住宅の新築費用の
全国平均は約3,400万円だったそうです。
地域にもよりますが、
土地代を含めると
総額5,000万円以上になることもあります。
住宅価格高騰の対応策として
住宅ローンの借り入れ額や
手持ち資金を増やした方がいる一方、
負担を抑えるために、
立地や建物の広さなどを
見直す方もいます。
物価上昇は今後も続くと
予想されていますから、
資金計画については、
より慎重な判断が欠かせませんね。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。