家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
物置の下はどうする?
ブロックの役割は?
前回、
屋外用の物置のメリットを
中心にお話ししました。
今回は、
物置の『下』についてです。
物置は、
水平で強度のある場所に設置します。
水平ではない不安定な場所だと、
扉の開閉がしにくくなったり、
物置の一部に負荷がかかるからです。
物置を設置している
お宅を観察すると、
土の上にブロックを置き、
その上に物置を
設置している場合もあれば、
コンクリートで整えたり、
砂利を敷いている場合もありますよね。
『土』は、
最も手間が少なそうに思えます。
しかし、
地面の強度が弱いと、
転圧してしっかり固めなければなりません。
『砂利』の場合、
ブロックの下に砂利があると
不安定になるので、
ブロックの周囲に敷くようにします。
『コンクリート』の場合、
雨水をスムーズに流すための
勾配が欠かせません。
いずれの方法でも、
水平と強度を確保できれば
問題ありません。
ところで、
「なぜ直置きではなく、
ブロックを用いないといけないの?」
と思いませんか?
じつは、
ブロックにはとても大切な
役割があります。
それは、
『通気性の確保』です。
直置きすると、
大雨が降った時に
浸水するかもしれません。
地面からの湿気を受け続けるので、
物置はサビやすくなります。
物置内の湿度も高くなるので、
収納物が劣化しやすくなります。
なお、
ブロックのデザインには
いくつかの種類があります。
物置の大きさによって
ブロックの数は決められていますが、
デザインは
お好みのものを選べるので、
こだわりがある場合は
業者に相談しましょう。
物置は転倒防止のために
アンカー工事で固定します。
そのため、
一度設置すると
簡単には移動できません。
(固定しないと、重い物置でも
強風や地震によって
転倒する恐れがあります)
近所のお宅の物置を観察したり、
自宅の窓から見える様子を想像して、
最も満足度の高い方法を選びたいですね。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。