家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
貸家を考える
買った方が得か、
あるいは借りた方が得か。
世の中が不安定になれば、
この疑問が常に浮かんできます。
戦争や災害、
物価高騰とさまざまな要件が、
この根本的な疑問に
つながっています。
この疑問を、
買う借りるという立場ではなく、
逆に、
家賃を取れるオーナーの視点から、
貸家のことを考えてみましょう。
利回り
住宅ローンを組むのであれば、
最も大事なポイントは金利です。
たとえば、
消費税10%は大きな負担ですが、
ローン金利なら、
わずか0.5~6%ほど金利が上がると
総支払額が10%相当増えます。
いかに金利動向が
大事であるかということです。
同じように、
貸家事業を考える時には、
利回り抜きでは検討もできません。
そして金利と似た複利計算で
大きな差となう側面があります。
利回りは、
かけた投資に対して、
どれだけの収益を
あげることができるかという目安です。
もちろん、
貸家を営むのに、
自分が損してまで住んでもらおうと
考えるオーナーはありません。
どれだけ利率が良く、
投資を回収できるかが
事業としての成否を決めています。
この利回りのめどは、
5%程度と決めている
オーナーがほとんどです。
フランスの経済学者である
トマ・ピケティが記した
『21世紀の資本』でも、
利回りと同じ意味を持つ
資産家の資本収益率は、
歴史的にも
5%であるとしています。
東京などの地価を含めた
価格の高いところでは、
3%台で考えなければ
ならないところもあるようですが、
まずは5%をクリアすることが
事業化の目安です。
この年5%の利回りで
事業を運営することを、
金利と同じように
複利で計算してみます。
たとえば、15年で約2倍となります。
1.0515=2.07892817934…
2倍になるということは、
投資した金額を取り戻したうえで、
同等の資産が自己のものに
なったということです。
そして15年目以降は、
さらに純粋な利益を得ることができ、
預金をしておくよりも
ずっと有利な運用術です。
現在の一般的な預金金利0.2%で、
同じように約2倍になるまでの
複利計算してみます。
1.0001350=2.01234544920…
なんと、
350年も銀行に預けておかなければ、
ならないのです。
自分が生きているかどうかよりも、
産業革命・情報革命に続く
どんな革命があるかも
わからないレベルです。
もし資産を持っているのであれば、
銀行に預けるのではなく、
運用するというのが
資産家の基本的な考え方になります。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。