家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
家の周りの風景
戸建て住宅の最大のメリットは、
なによりも自分の土地に
建っていることです。
その土地を
さまざまな庭として活かせば、
さらに生活も豊かになります。
そんな敷地境界から
家までの間の活かし方のポイントは、
どこにあるのでしょうか。
庭があって家庭になる
多くの文明の機器は、
新品の時の性能がピークであり、
古びれるにつれて少しずつ
性能は劣化してゆきます。
ところが、
庭の樹木は育つことで、
だんだん立派になってゆきます。
最初は小木で陽を遮らなかったのに、
枝葉が伸びて夏にはしっかりと
木陰を作ってくれるようになります。
それは、
まるで性能が年を経て
向上してゆくかのような話です。
また、性能だけではなく、
美観の面でも貢献します。
性能と同じように、
デザインも新築の時に
一番良いデザインの感じることは、
本物のデザインでは
ないのかもしれません。
できれば、
新築の時よりも価値が増し、
経年美化しているかのように
見えるデザインが理想です。
世界で最も美しい
湖畔の街といわれる、
オーストリアの
ハルシュタットという町には、
樹木を家の壁のデザインとして
生かしています。
育てられている洋ナシの木が、
家の3階を超えるまで
大きくなるのには、
長い年月を
待たなければなりません。
この街では、
こうして樹木が育った後の、
少なからず劣化した家が、
理想の家になるのです。
家は庭と一体になって
初めて完成します。
家族が睦まじく暮らす
「家庭」という言葉も、
家と庭の組み合わせで
できています。
ハルシュタットの事例のように
広くなくてもよいので、
家と庭との一体を
しっかりと考えておきたいものです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。