家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
サスティナビリティと反応閾値
良く出されるのが蟻ですが、
蟻の中にも
よく働く者とそうでない者がいます。
昆虫学者は根気強く、
1匹1匹が区別つくように
マーキングをして、
観察し発表された内容は、
蟻にもさまざまな種類があって、
純粋な血のつながりや
仕事の分担の仕方にも
違いがあるということです。
そこで、
すべての蟻に共通しているのは、
まったく働かない蟻もいる
ということです。
働かない蟻が
なぜ働かないのか、
そして働かない蟻が居ることが
どのような意味を持っているのか、
少しずつ分かってきています。
働き蟻の多くは、
女王蟻の遺伝子を濃く持ったものです。
その意味では、
ほとんど分身といえますが、
その個体にも個性があります。
たとえば敵に対応するのにも、
餌を探しに行くのにも、
決して同じタイミングで
反応するわけではありません。
気づいて活動を始めるまでに、
違いがあるのです。
この反応の違いを、
「反応閾値」といいます。
これによって、
働く蟻と働かない蟻が
生まれるのです。
あまり仕事量が多くないときには、
閾値が鈍い蟻は
反応せず働きません。
たくさん仕事量があるときには、
普段は反応しない蟻までも
働き始めるようになります。
みんなで話し合って協力しながら
仕事を片付けるのではなく、
気づいたものだけが
働いているのです。
そして、
よく働く蟻の寿命は短く、
働かない蟻の寿命は長いそうです。
ますます、
許せないような気持に
なってしまいますが、
研究の結果はさらに続き、
働かない蟻がいるコロニーの方が
長続きするといいます。
蟻は自然界の中でも、
大きな家をつくる動物。
自然の中で長続きするものは、
どうやら合理性だけでは
図れないことのようです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。