家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
住まい文化の栞
炉をつくったのはなぜ?
縄文時代の竪穴式住居を
覚えている人も多いと思います。
間違いなく穏やかに変化して
住まい文化は、
今につながってきたはずです。
どこかに、
原点としての家が心の中に
残っているのではないかと思います。
その住居は、
家族が暮らす家で、
入り口を入れば
1部屋しかない単純なものでした。
その空間の中央には、
炉があり
火が焚かれていました。
博物館でも復元された
光景を見かけます。
炉の灰の積み重ねで
住居の古さが分かりますが、
発掘で、
炉を見つけられない家も
あるそうです。
でも、
それは痕跡が残るよりも
早く失われた住居ではないかと
考えられています。
つまり、
炉はどの住居にも
あったということです。
じつはこの使い方が、
今でもわかっていないというと、
以外ではありませんか?
最初に確実なのは、
煮炊きなどの調理には
使われませんでした。
調理用具や調理の痕跡が
発見されていませんし、
調理の痕跡は
ほとんど屋外にあり、
家の中で調理したとは
考えられていません。
では、
照明のためかと考えれば、
竪穴式住居は天井も低く、
内装は草葺きなので
大きな炎を上げるわけにもいきません。
とても照明として使えるような
火を求めたとは
考えられないのです。
同じように暖を
取ったのだとしても、
火力が足りていたとは思えません。
ましてや冬だけ
使っていたわけでもなさそうです。
祭壇と考えたくなりますが、
炉の他に特異な石を並べて
家の奥に祭壇をつくっていました。
ほんのりとした明り、
ほんのりとした暖が、
室内にあったことは、
どの遺跡から考えても
間違えのないことですが、
私たちの遠い先祖は、
どうして炉を必ず
住居の真ん中に
つくったのでしょうか?
先祖の気持ちになって、
想像してみてください。
真説が思い浮かぶかもしれません。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。